第45回衆議院選挙が8月30日(日)に開催され、即日開票の結果、民主党が小選挙区と比例代表を合わせて単独過半数(241議席)を大きく上回り308議席を獲得し、1996年の旧民主党結党以来13年で悲願の政権交代を実現!93年衆議院選挙で自民党が過半数を割り込み、非自民8党派による細川連立政権が発足したが、2大政党間での政情交代は初めて…。首相指名選挙をする特別国会は9月14日の週にも開会され、民主党の鳩山由紀夫代表が首相に指名され同党を中心として社民・国民新両党との連立政権が発足される見通し…。
与党は自民・公明両党で公示前の331議席から191議席減少…自民党は1955年の結党以来初めて第1党の座を失う大惨敗を喫し、麻生太郎首相は30日(日)の夜、その責任を取って辞任表明を発表。多くの有権者が民主党を選択する事は予想されていたものの、まさかこれ程の大差がつくとは…。ニューヨークタイムズ(電子版)に『この勝利は野党の信認というより現政相への明確な否定』という掲載があった様に、有権者による自民党への『ダメだし』だったのでしょうね。
ただ…政権交代が明らかになり、建設業界が注目するのは民主党の施策が仕事やインフラにどう影響するのかが少し気になる今日この頃。民主党のマニフェストを見ると『公共事業費』が削減される予定になっているのだから…。『高速道路無料化』についても高速道路のメンテナンス費用の捻出はどうなるのだろうか?無料にするのは簡単なのですが、一般財源は無尽蔵ではない為、利用者の部分負担という今の方式は悪くないのでは?…とついつい思ってしまう。それよりも…経済発展の為に物流事業者に対する割引があったらいい様に感じました。物流事業は公共的な意味合いを持つインフラでもあると思いますので…。
世界の高速道路は『有料化』へとシフト中なんですよね。ドイツのアウトバーンの大型車は有料ですし、もちろんEUの多くも有料。またアメリカも来年度から維持管理の捻出を考え燃料税をアップ…将来的にはフリーウェイも有料化になっていくのだとか。環境に対する問題も含め、世界の情勢を十分に考えながら先進国として相応しい対応が必要になって来ると思います。
民主党への政権交代が実現された今、国民が求める事は国の将来を考えた『政策』をしっかりと打ち出し、限りある税収を有効的に活用してもらいたい…それが全てだと思います。デコファンの皆様もいろんな意見やお考えがあるのでないでしょうか?将来を担う子供達の為に…様々なメッセージお待ち致しております。
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