歴史を重ねたヨーロッパの古い邸宅を思わせる手塗りの壁。中に入ると、照明・家具・タイルの落ち着いた質感もあいまって古き良き中世を彷彿させる空間に。レイアウトは、ご主人様専用の地下室やお嬢様がピアノを奏でる踊り場など、段差を生かした潤いのある生活を実現しています。
アイアンランプが映えるダイニングルーム。
ニッチにはブロック調の壁紙を張りました。
玄関に入ると、季節のモチーフがお出迎え。
広い踊り場にピアノを置いて、家族で音色を楽しみます。
最初は、夫婦それぞれシンプルモダンな家や打ちっ放しの家を探していたのですが、どちらも汚れると古くさくなるのがネックでした。そこで、使い古されるほどに味わいを増す輸入住宅を探し始めたのです。
あらゆる輸入住宅メーカーを見てまわりましたが、一番性能がよく、標準仕様のレベルが高いのがデコでした。夏が涼しいタイルの床を選べたのも決め手の一つです。
娘のピアノを踊り場に置くアイデアは、台所やリビングにいてもピアノの音色が聞きたいという願いがきっかけで生まれました。もともとはピアノを2階に置こうという話になっていたのですが、踊り場に置くことで娘が練習している様子がよくわかります。
また、踊り場の下部分は半地下の部屋になっていて、そこに主人のパソコン機器を置いています。半地下の部屋はリビングとの境界に窓を開けて繋げているので、主人が一人で籠もっていても気配を感じることができます。
デコの家は暑すぎず寒すぎないのもいいところです。室温が比較的低い半地下に、熱に弱いパソコン機器を置くのも理にかなっていると思います。
半地下の扉は、ご主人様こだわりのアンティークパーツを使用。
半地下の中に入ると、そこはご主人様のワークスペース。
洗面所もシックな色合いのタイルを採用。
中世ヨーロッパ好きな主人のこだわりで、入口のドアのネジには欧風ならではのアンティーク品を使い、当時の地下室のような雰囲気を演出しています。また、家具のパーツにも同様の古びた部材を使用しています。ライトのスイッチも当時使用されていた言語を表示するなど、小さな部分にこだわることで、家中に『中世ヨーロッパの趣』が出てきたと思います。
デコの家は、アンティークの良さと機能性を兼ね備えた家だと思います。
毎日のピアノの練習が楽しみなO様ご家族。
担当者からひとこと
以前にオブジェ壁のオファーを頂き、オンリーワンの素敵な作品が完成!また、先日には、御主人様自身がこだわり抜いたレンガのアプローチも出来上がり、当初からイメージされていた『ヨーロッパの古城』に、グッと近づいて参りました!これから、庭にも手を加えられるとの事。より一層のバージョンUP・・・期待しています!